美容室でお子様のカットをしていると子供のセットの仕方がわからないと言われるパパママの声をよく耳にします。僕ら美容師が当たり前にできることでも一般の方にはなかなか伝わってないのかなと思うので今回は男の子のヘアセットの仕方についてまとめたいと思います。
スタイリング剤の種類
・ワックス(クリームタイプ)
良く市場に出回っているワックス。色んな種類、タイプがあります。一般的によく使われているのがクリームタイプで伸びがよく、少しの量でスタイリングができるのでお子様のヘアセットによく使います。ソフト~ハード、ツヤ有り、ツヤなしなど色んなタイプがあるので、お子様の髪質に合わせて使ってください。
(プリズナームーブワックス7)
・ジェル・グリース
ツヤがあり、がっちりハードに決めたいときに使います。濡れている状態でも使えるので簡単に素早くセットすることができます。スプレーなしでも一日スタイルキープできるのでスポーツ選手などがよく使っています。
(プリズナー フィックスジェル12)
・スプレー
スプレー単体で使うことはあまりなく、ワックスやムースなど崩れやすいスタイリング剤と併用することが多いです。柔らかいニュアンスのスプレーやガチっと固めるスプレーなどセット力に違いがあるので用途に応じて使い分けてください。
(N. キープスプレー5)
スタイリングの基本
まずスタリングの際に大事なことはドライヤーです。スタイリング前のドライでヘアセットの7割は決まります。
まず髪を濡らします。(水スプレーなどで寝癖を取るように)
乾かす際にはつむじから前方向に向けて乾かしていきます。そうすることでスタイリングをした時のシルエットがきれいに収まるようになります。
根元をしっかり立ち上げ、ドライヤーの熱を当ててから熱を冷まします。(チョコレートのように暖かいと柔らかくなり、冷えると固まる性質を利用して形を作ります)特にトップ部分はつぶれやすいのでボリュームを出してあげてください。
そのあとスタイリング剤をつけていきます。フワッとさせたいとき・細い髪の子はワックス、かっちり決めたいとき・硬くて太い髪の子はジェルがオススメです。
しっかり乾かすことができれば、ワックスでくしゅっと握りこむだけでいい感じにまとまりますよ!
まとめ
子どものスタイリングって聞くと難しく考えがちですが一番大切なのはスタイリング前のドライヤーでの形づくりです。ボリュームが欲しいところはしっかり起こして乾かす、ふくらみやすいハチ(頭の出っ張ってる部分)は抑えることを意識してスタイリングしてあげてください。
コメント