化粧品の基礎知識

ここでは化粧品(メイク用品やヘアケア商品などの総称)についての基礎知識をまとめていきます。日常生活に欠かせないものだからこそ、内容成分やその働きを理解してもらった上で自分の肌や髪に合った商品を選んでもらうことが大切になります。

化粧品の基本構成

水 + 油 + 界面活性剤(乳化剤)+ 助剤

鉱物油(石油)…流動パラフィン、ミシン油などがあり発がん性があります。

動物油…スクワラン(サメ)、ゲイロウ(クジラ)など

植物油…ツバキ油、ホホバ油など

・界面活性剤(乳化剤)

石油系界面活性剤・石鹸系界面活性剤・植物系界面活性剤・アミノ酸系界面活性剤

・助剤

酸化防止剤・防腐剤・防カビ剤・殺菌剤・香料・色素・保湿剤・収れん剤・紫外線吸収剤 など

界面活性剤の主な働きと毒性

界面活性剤の主な働き

乳化作用・気泡洗浄作用・殺菌作用・帯電防止作用・柔軟作用・浸透作用・溶解作用

界面活性剤はこれらの作用によりいろんな製品に配合されています。その中でも石油系界面活性剤はとても安く手に入るため、台所用洗剤や洗濯洗剤、一般に市販されているシャンプーやボディーソープなどに多く使用されているのですが恐ろしい毒性があるとされています。

・石油系界面活性剤の毒性

1.浸透作用

細胞に侵入して細胞の核を傷つけてしまい、奇形児やガンの原因になる。

2.乳化作用・たんぱく質変性作用

細胞内に入り込み、たんぱく質を破壊することで白血球が異物として攻撃してくるのでアレルギー反応や皮膚トラブルの原因になる。

3.残留性・非分解性

体内で分解されず、その働きを維持したまま残留する。肝臓が役に立たず、肝細胞が破壊され機能が停止する。血液の血球を溶かし、免疫機能の低下、カルシウムの減少を引き起こす。

まとめ

化粧品の選び方について

1.目的に応じて弱酸性のものを選ぶ

2.石油系界面活性剤の入っているものは避ける

3.殺菌剤が入っていないものをなるべく選ぶ

4.旧表示指定成分(多いので後日、別でまとめます)が少ないものを選ぶ

5.アルコールが入っているものはなるべく避ける

 

難しい言葉だらけでわかりにくい部分もあったと思いますが…

簡単に言いますと、シャンプーや化粧品などには裏面に成分表示があると思います。あの成分表示は配合量順になっているので最初に来れば来るほど配合量が多いということになります。一番多いのが水。その次にラウレス硫酸ナトリウムやラウリム硫酸ナトリウムなどの石油界面活性剤の名前が来ると肌荒れしたりかゆくなったりするかもしれないですよーという話です。(個人差もあるので絶対にそうとは言い切れません)なので、特に肌の弱い方や小さなお子様に使う化粧品などは意識して選んでいただけたらなと思います。参考程度に覚えておいてください!

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